お知らせ | Art Works Japan

お知らせ

2024.04.09

橋向真追悼写真展
「神気 -SHINKI- 新・富士山景」

2023年11月に急逝された写真家橋向真氏の追悼写真展が、

4月10日から5月16日までキヤノンオープンギャラリー2（品川）にて

開催されます。ぜひ、彼の作品をご覧いただければと思います。

2024年4月10日（水）～5月16日（木）
10時～17時30分（日曜・祝日休館）

東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー 1F・2F

詳細はこちらより

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2023.11.09

当ギャラリーでご紹介をしている富士山写真家の橋向真さんが11月4日に急逝いたしました。訃報に接し、あまりに突然のことで、ただただ信じられず、悲しみとともに困惑いたしました。わたしは7日に静岡市に向かい、お別れをさせていただきました。いつも元気で明るく誰にでもやさしく接してこられた橋向さんのお人柄なのでしょう、たくさんの富士山写真家のお仲間が集まり、ギャラリーのようなお別れの会が執り行われました。

富士山写真家として、まだまだこれからも活躍をされるだろうという時で、19日には地元の駿府博物館の企画展でのギャラリートークも予定されていましたので、本人も予期していなかったことでしょう、とてもとても残念でなりません。

彼はおよそ10年にわたり、富士山への深い愛情と情熱をもって、独自の感性で数々の素晴らしい作品を生み出してきました。彼の写真は自身が発信し続けてきたSNSや展覧会、カレンダーや私どものギャラリーを通じて多くの方々に富士山のダイナミックな美しさと感動を与えてくださいました。

橋向さんのギャラリー作品について、現在ご家族の方とお話しをさせていただいており、今後の作品取扱についてはご家族のご希望を伺い、確認をしていくこととなりますが、現状では、彼の富士山作品のギャラリーの掲載を続けさせていただいております。ご理解の上、ご覧いただければと存じます。

ここに、富士山写真家　橋向真氏のご冥福をお祈りし、彼のご家族と多くの富士山を愛するご友人の方々に心よりお悔やみを申し上げます。

合掌

イメージワークス株式会社

代表取締役　小森谷　典穂

お別れの会で

掲載されたメッセージです

ご参列いただいた皆さま

橋向真

富士山の雲を追い続け、今は私が雲になりました。
富士山にかかっている雲を見たら、それは私が皆さんを見守っている証です。私は「時代」を読むことに挑んできました。
10年前、富士山の撮影を始めたのも、富士山の写真だったら、当時、急成長していたSNSの波に乗れると思ったからです。
私は次のステージも見据えていました。撮影時の臨場感を、世界のどこでも、体が不自由でも共有する手段を具体化しようとしていました。教科書には葛飾北斎を主軸に、撮影の楽しさを伝えるための企画づくりを始めたところでした。残念ながら、私は実現できませんでした。しかし、皆さんには前を見て、時代を見据え、進む道を見つけていただきたく存じます。
冒頭にも申し上げましたが、私は富士山の雲になって、皆さんを見守っていますね。下を見ないでください。空を見上げてください。